ヤシュウの部屋

40代ゲイが生き方を模索しながら考えたことを綴るブログ

好きな人ができたと思ったら消えていた話

数日前の記事で、ゲイアプリ経由で数人のゲイと会った話を書いた。

ogaogaos.hateblo.jp

 

その記事を書いた後、再びアプリ経由で、ある一人のゲイと会ってきた。

 

彼は来日してからまだ一年くらいの外国人で、あるスポーツの選手だった(野球やサッカーのような、日本で超メジャーなスポーツではないが、複数の企業がチームを持っていて正式な社会人リーグ戦がおこなわれている程度には盛んなスポーツ)。彼はあまり日本語が分からないため、俺はがんばって英語でコミュニケーションをとった。(俺の英語力はTOEIC700点台なので、英語で日常会話くらいはできるが、流暢に喋られるというほどでもない。)

 

彼はイケメンかつジェントルマンで、話しているうちに俺は彼のことをかなり好きになった。初めて会ったその日のうちに、彼のマンションでちょっとエッチなことまでヤッた。ヤッた後で俺がシャワーを浴びて風呂場を出ると、「This is for you.」と言ってハーゲンダッツを出してくれるくらい、彼はジェントルマンだった。

 

俺はすっかり彼のことが気に入ったので、家に帰った後もゲイアプリ内で彼にメッセージを送り、彼も「また会いたい」というようなメッセージをくれていた。俺は「次に会ったときには、恋人になりたいということを彼に伝えよう」と決心していた。しかし…

 

数日後、ゲイアプリ内の彼のページを見てみると、プロフィール写真から本人の写真が消えて風景写真のみに変わっており、名前やプロフィール項目は全て「unknown」になってしまっていた。(unknownは例えであり、実際は別の単語。)アカウント削除はされていないものの、実質的にアプリを辞めてしまったわけだ。その前日には俺と普通にメッセージのやり取りをしていたにもかかわらず、彼は急に消えてしまった。

 

彼がアプリを急に辞めた理由はいろいろ推測はできるが、実際なぜなのかは今となっては分からない。

・俺とは別の恋人ができて、恋人からアプリをやめるように言われた

・彼がやっているスポーツのファンや、知人に身バレしそうになった

・俺とのメッセージのやり取りの中で何か気に障ることがあり、アプリがイヤになった

・俺や他のユーザにアウティング(ゲイであることを意に反してバラされること)される危険を感じた

など、いろいろな可能性がある。俺が原因なのであれば普通は俺をブロック(アプリ内で特定のユーザから閲覧できなくすること)すれば済むはずではあるが、彼は日本語が不自由なのでアプリのブロック機能の存在を認識していないかもしれないので、俺が原因である可能性はある。

 

いずれにせよ、俺に何のメッセージも残さずに自分の痕跡を消しているくらいだから、もし俺が彼に告白しても玉砕して終わっていただろう。ただ、俺は完全に彼に告白するつもりでいたので、こういう形で終わってしまい、不完全燃焼になってしまった感はある。

 

ということで、俺は行き場のなくなった気持ちに区切りをつけるため、こうしてブログに書いてみた。記事を読んでくれた人の役には立たないだろうけど、たまにはこんな記事があっても寛大な心で許してもらえれば幸いです。

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話は変わるけど、はてなブログには「はてなスター」という機能がある。俺はこの機能はすごく良い機能だと思う。他人のブログ記事に何かコメントを書くのはハードルが高いけど、はてなスターのボタンをぽちっと押せば、能動的に「読んだよ」ということをブログ主に伝えられる。

 

たいていのブログサービスにはアクセス数をカウントする機能があるので、ブログを訪問してくれた人の数は分かるが、アクセスした人のうちどれだけの人がきちんと記事を読んでくれたのかは分からないし、記事を読んで良かったと思ってくれたのかどうかも分からない。

 

しかし、はてなスターを付けてくれた人は、少なくとも記事を読んでくれたことは確かだし、何かしら感じるところがあってスターをつけてくれたのだろうと推測できる。俺自身も、他の人のはてなブログを読んで、少しでもその記事を読んで良かったな、書いてくれてありがとうと思ったらスターを付けるようにしている。

 

今の俺にはゲイの友人は一人もいないので、ゲイ活動に関する話題を話せる相手がいない。なのでブログにそういう話を書いて、はてなスターで読者から「読んだよ」ということを伝えてもらえると、友達に話を聞いてもらっているような感覚を得られて嬉しい。もちろんブログだけでなく、ゲイの友達作りにも積極的に取り組んでいかなきゃな、と思っているけど。