ヤシュウの部屋

40代ゲイが生き方を模索しながら考えたことを綴るブログ

ある30代ゲイの性長記録

 f:id:ogaogaos:20171027140516j:plain

俺は他のゲイ男性のブログを読むのが好きで、いろいろなブログを読んでいます。

その中でも特に好きなブログの一つである、神原さんという方のブログで、自身の性の目覚めやオカズ遍歴について連載されていました。


神原さんは俺と同年代の方なので、読んでいて共通点がとても多かったです。

大学に入ってからインターネットでゲイのアダルト動画に出会っていたり、子供のころは意外なものをオカズにしていたり。

アニメ雑誌をオカズにしていた、というのにはちょっと驚きましたが、すごく共感しながら読ませていただきました。

 

人の性長記録を読んでいるうちに、自分自身の性の目覚めについて思い出すこともあったので、俺の性長記録を書いておこうと思います。

 

性の目覚め

俺が女性よりも男性に興味があるかも、と自覚したのは中学1年生の頃。隣のクラスに大村君という、すごくカッコイイ男の子がいて、なんとなく体育の着替えのときに横目でチラチラ見てしまっていました。

(1学年に2クラスしかない小さな中学校で、体育は学年で合同だったためクラスが違っても着替える場所は同じ教室でした。)

 

ある日、友達からオ●ニーについての話を聞いたとき、自分はまだしたことがなかったので、なんとなく「早く経験しないと恥ずかしい」と思い、帰宅してから初めてやってみようとしました。

オカズになるようなものは何もなかったので、最初は工藤静香安倍なつみを想像しながらやってみたのですが、なかなか気持ちよくなりません。

そこで気になっていた大村君の裸を思い浮かべながらやってみると、なんだか硬くなって不思議な感覚が出てくるではありませんか。

 

でも「男性の裸を想像してやってしまうと、自分はホモだということになってしまう」という考えが頭をよぎり、頭の中を安部なつみに戻してみました。

しかし安部なつみに戻すと気持ち良くなくなってしまい、結局その日は大村君でフィニッシュ。なんとなく罪悪感の残る初体験でした。

 

自分がゲイであることを受け入れられなかった中学~高校時代

その後、筋肉質な男性の身体にどうしても興味を惹かれてしまうことを自覚した俺は、オカズ探しに精を出しました。

ゲイ雑誌の存在自体はテレビで見て知っていましたが、家族に見つかってしまう可能性を考えると、明らかに男性の裸が載っている雑誌など買えません。

 

中学~高校時代の主なオカズは、両親が寝静まった後の深夜のプロレス番組や、新聞のスポーツ欄に載っているスポーツ選手の写真でした。

当時はプロレスラーの秋山準小橋建太、KENTAがお気に入りで、テレビを見ながら深夜のリビングで精を出していました。

プロレス番組のない日は、新聞のスポーツ欄に良い写真があればそれを使い、何もなければ想像で、という感じです。

プロレス雑誌も一度だけ買ったことがあるのですが、全く運動をしない子供だった俺がプロレス雑誌を持っていると両親から不審に思われそうだったので、すぐに近所の山の中に捨ててしまいました。

 

そんな俺ですが、なかなか自分が同性愛者であることを認める気持ちにはなれなかったので、こんなことをしていました。

男性をオカズにしてオ●ニーしていても、フィニッシュの瞬間だけ安倍なつみの顔を想像していたのです。

 

「あくまでも安倍なつみでイっているので、俺はホモじゃない」

 

今考えるとムチャクチャな理論ですが、当時の俺は大真面目でした。同性愛者なんてテレビの中で笑いものになっている人しか知らない、ド田舎で生まれ育った俺にとっては、自分がゲイであることを受け入れることは不可能だったのです。

 

ようやく受け入れることができた大学時代

実家から遠く離れた大学に進学した俺は、親からもらった餞別でノートパソコンを購入し、インターネット環境も整えて、初めて見るネットの世界に夢中になりました。

 

インターネットでゲイ向けのアダルト動画サイトにたどり着き、オカズに困らないようになった俺は、次第にフィニッシュのときに安倍なつみを想像することをやめていました。

たくさんのゲイ動画に興奮している自分を自覚することで、もはや自分の気持ちをごまかすことができなくなっていたのです。

 

大学卒業後、就職に伴って東京に引越し、初めてゲイバーに行ってみたりもしたけれど、なかなか他の男性と肉体関係をもつまでには至りませんでした。

結局30代に突入してからようやく初体験を済ませたものの、彼氏はいまだにできたことがありません。

 

20代の頃にあまり積極的にゲイ活動ができなかったのは、また別の事情があったからなのですが、長くなったので別の機会に書こうと思います。