前回の記事を公開した後、お便りフォームから感想と質問のメッセージをいただきました!
「ごんきち」さんからのメッセージ
私は現在32歳のゲイなのですが、今年1月に4つ下の人生初めての彼氏ができて、人生が180度変わったので、なんだかヤシュウさんと境遇が似ているなぁと勝手に思っています(笑)
今回のブログを読んで、色々と共感できる部分がたくさんありました。
私はすでに彼氏と同棲しているものの、現在は賃貸アパートなので、ゆくゆくはマンションや一軒家を購入できるとよいなぁと思っています。
ヤシュウさんはマンションの購入にあたっては、あくまでご自身名義での購入を考えていらっしゃいますか?
男女の夫婦であれば、一緒にローンを組めたりできるのに、ゲイカップルの場合なかなかそれも難しいのでそのへんの考えをよければ聞きたいです。
また、今の彼氏さんとゆくゆくはパートナーシップを結びたいという願望はあったりしますか?私は今の彼氏と一生共に生きていきたいですし、もうこの先の人生今の彼氏以上に自分を理解してくれる人は現れないと確信しています。ただ、結婚という正式な契約を結んでいるわけではないので、たまに不安になることもあります。
夫婦であれば大きな喧嘩をしたとしても、離婚届を出さなければ簡単には別れられないですし、それによって少し冷静になる時間も持てると思います。
ゲイカップルの場合、結婚という契約がないからこそ、勢いで簡単に別れてしまうこともできてしまいますし、色々と世知辛いなぁと日々実感させられています。
お便りありがとうございます!
すでに同棲されているということで、羨ましい限りです。
せっかく質問をいただいたので、以下、自分の考えを書いていきたいと思います。
マンション購入時の名義・ペアローンについて
最近はパートナーシップ登録や公正証書などの証明書があれば、同性カップルでもペアローン等を利用できる銀行も増えているようです。
LGBT向けの家・マンション購入 同性パートナーと暮らす住まいのローン・相続の知識 | 住まいのお役立ち記事
ごんきちさんのように賃貸で同棲生活の実績があるカップルや、パートナーシップ制度を利用しているカップルの場合は、ペアローンを使って住宅ローン控除を2人分利用するのもよさそうですね。
俺の場合は彼氏が13歳も年下で、収入の差も大きいので、少なくとも現時点ではペアローンや共有名義でのマンション購入は考えていません。
それに同棲の実績もないので、同棲を始めてから初めてお互いの致命的なミスマッチが判明して、別れる可能性もありますし…。
ただ、今回はあくまで自分の都合でマンションを購入するので、将来的に彼氏の仕事の関係でマンションを買い替えることはあるかも。
その頃に彼氏の収入が増えていたら、ペアローンや共有名義での購入を検討するかもしれません。
俺はもうアラフォーですし、ゲイカップルは基本的に途中で家族が増えることはないので、できればマンション購入は1回だけで済ませたいですが。
パートナーシップ制度を利用したいか
「この人と一生一緒に生きていきたい」と思えたら、パートナーシップ制度を使わない手はないんじゃないかと思います。
俺も彼氏と同棲するようになったら、おそらくパートナーシップ制度を利用すると思います。
俺の場合は「社会にカップルとして認められたい、祝福されたい」という願望はあまりありません。
でもやはり何かあったとき、「単に同居している2人」よりも「パートナーシップ登録している2人」のほうが、第三者に対して2人の関係を説明しやすいし、安心だと思います。
特にどちらかが亡くなったときは、残されたほうが親族と連絡するときに「同居していた者です」というより「パートナーシップを結んでいた者です」と言えたほうが、いろいろと話が早そう。
もちろん、生きているうちにお互いの親族とある程度の関係性を築いておくことができれば、それがベストですが。
「勢いで簡単に別れてしまう」ことを防ぐ目的だけであれば、パートナーシップだけでなく、同棲も十分有効な気がします。
同棲している状態から別れようとすると、引っ越し先を探したり荷物を運び出すのに時間がかかるので、その間に冷静になれそう。
ということで、あまり深い内容でなくて申し訳ないですが、自分なりの考えを描いてみました。
回答を考える中で、自分の考えも整理できて良かったです。
お便りありがとうございました!
おまけ:劇場版「きのう何食べた?」を見てきました
先日、彼氏と一緒に劇場版の「きのう何食べた?」を見てきました。
基本的には原作に忠実で、テレビドラマ版を楽しく見ていた人にはおすすめできる内容でした。
自分たちもこんなカップルになれたらいいなあ。
先日、ゲイブロガー仲間のchuckさんのpodcast「ゲイライフを考える」にゲストとして読んだいただいて、映画の感想を語ってきましたので、興味のある方はお時間のあるときに聴いてみてください。(ネタバレありです)
自分のpodcastも今年中にあと1回くらいは配信しないとね…。