ヤシュウの部屋

40代ゲイが生き方を模索しながら考えたことを綴るブログ

20年前に2人で埋めたタイムカプセルを1人で掘り返しに行ってきた

先日、遅めの夏休みをとって実家に帰省してきました。

 

今回の帰省では、親に顔を見せるのとは別の目的があります。

それは、高校生の頃に友人と一緒に埋めたタイムカプセルを掘り返すこと。

 

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高校1年生の頃、ちょっとした短編小説を書いて友達に見せたことがありました。

当時の担任の先生を題材にしたコメディー小説で、友達を笑わせるために書いたものです。

友達は楽しく笑いながら読んでくれて、俺は彼らの反応を見て満足していました。

 

数日後、俺の小説を読んだ女子の1人が、小説の続きを書いたと言って俺に見せてきました。

彼女の書いた小説は面白くて、他の友人たちにも大好評。

それから何となく、俺と彼女でひとつの小説を交互に書いて、それを数人の友人に見せるという関係が続きました。

 

俺は当時から女子には性的興味はなかったので、恋人にはなりませんでしたが、親友と呼べるくらい仲が良かったと思います。

 

そしてかなりの量の小説ができたのですが、本格的な大学受験の勉強が始まる頃には小説を書くのを止めていました。

書き終わった小説はどうするか彼女と相談して、最終的にはタイムカプセルに入れて埋めることに。

 

どう考えてもすぐに腐食してしまいそうなせんべいの金属容器の中に小説の紙束を入れて、彼女と2人で俺の家の近所の適当な山の中に埋めました。

「何年か後に掘り返そう」というつもりで埋めたわけではないので、そのまま20年の月日が流れ―――――今になって掘り返してみようということに。

 

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掘り返してみようとは思ったものの、20年も前のことなので、タイムカプセルを埋めた場所への行き方を正確には覚えていない、という問題が。

 

たしかあの辺の山々のどれかに埋めたはず・・・

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実家から15分ほど歩いて、何となく見覚えのある登山口を発見。

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低山なので登るのはあまりきつくないけど、虫が飛んでいてうっとうしい。

 

山頂付近まで来て、見覚えのある景色を発見。ベンチが円形に並んでいるところが2つあって、そのうち高いところにあるほうの円の中央に埋めたんだ。

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この真ん中に埋めたはず。ただ、20年前は土がむき出しになっているだけだったのに、小石が敷き詰められて隙間から生えている雑草も短く刈られている。

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持ってきたスコップで少し掘り進めてみたけど、小石が邪魔で掘りにくい。そもそも全体的に明らかに整地されているので、おそらくタイムカプセルは既に掘り起こされてそう・・・

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あまり深いところには埋めなかった記憶があるので、少し掘ってみて出てこなかった時点であきらめて土を元に戻しました。

さすがに20年も放っておいて、今さら掘り返すのは無理でしたね。

 

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20年前に一緒にタイムカプセルを埋めた彼女とはもう連絡をとっていないので、自分一人だけで掘り返しに行きました。

彼女だけでなく、俺は小学校~大学時代の友人たちとは一切連絡をとっていません。

 

俺は自分がゲイであることを自覚して、一生結婚しないということを意識するようになってからは、自分から昔の友人に連絡をとるということをほとんどしなくなってしまいました。

友人たちはそのうち家庭を築くのだろうけど、自分はいつまでも独身で過ごすしかない。

たいした仕事をしているわけでもないので、「仕事に夢中なので恋愛は二の次です」みたいな言い訳もできない。

 

そんなみじめな自分を友人に見られたくなかった。

学校の勉強だけはそこそこできたので、そこそこいい大学に進学できてしまったことも、しょうもないプライドに拍車をかけた。

そのまま連絡を取らないでいるうちに、大学時代までの友人との交流は全く無くなってしまいました。

 

ゲイの人でも、学生時代のノンケ友人と多少なりとも交流があるのが普通。中にはカミングアウトしても変わらぬ友人関係を築いている人もいる。

そういう人を見ると、とてもうらやましいと思う・・・もし自分が今でも昔の友人と連絡を取っていたとしても、カミングアウトできるほどの関係にはなれなかった気がするけど。

 

タイムカプセルが埋まっていたはずの地面を眺めていると、掘り返せないタイムカプセルと、取り返せない友人関係が重なってしまって、なんともいえない暗澹とした気分になってしまいました。

 

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何か暗い話になってしまいましたが、希望は失わず、これから新たな人間関係を作っていくことを目指します。

明日はブログ読者の方とリアルする予定だし!