先日、久しぶりに実家へ帰省してきました。
新型コロナウィルスの流行が始まってからは全く帰省していなかったので、両親に会うのは3年ぶり。
ゲイの帰省といえば、親から「結婚はまだなのか?」みたいな話をされるのが定番ですよね。
俺は両親にはカミングアウトしていないので、過去の帰省時には結婚の話題になったことが何度かあり、そのたびに気まずい思いをしていました。
が、今回の帰省ではそういった話は一切なく、ちょっと拍子抜けでした。
独身のまま40歳になったので、さすがに両親もいろいろと察しているのかもしれません。
それに実家の近くには兄(既婚)が住んでいて、孫も生まれたので、俺のことはもうどうなってもいいと思われているのかも(笑)
帰省しなかった3年間は、両親とはほとんど連絡をとっていませんでした。
「親子関係が希薄過ぎでは?」と思われそうですが、両親は田舎の価値観で生きてきた人たちで、俺の価値観とはどうしても相いれない部分が多いので、適度に距離感をもって接したほうが良いと思っています。
両親はおそらくLGBTへの理解は皆無ですが、無理に理解を求めるよりも、このまま静かに余生を過ごしてもらえるようにすることが親孝行なのかなと。
先のことはわからないので、いつか両親にカミングアウトする日がくるかもしれませんけどね。
<おまけ>
実家近くの百貨店にカーブしているエスカレーターがあったので、記念に写真を撮っておきました。
スパイラルエスカレーターといって、日本国内には約30基しか現存していないそうです。
実家に住んでいた頃に何度も行ったことがありましたが、そんな貴重なものとは知りませんでした。
なかなか面白い見た目だし、もっと普及してもいいのでは?と思いましたが、普通のエスカレーターの数倍のコストがかかる、バブル時代の遺物だそうで。